髪の症状なのに、美容室には行けなかった理由──107人の声から考えるアピアランスケアの必要性

脱毛や髪の異変が起きたとき、あなたは誰に相談しますか?

OneDiaryが行った独自アンケートでは、107人の回答者のうち、発症直後に病院へ行った人が65人と最多。一方、美容室・理容室に相談した人はわずか13人という結果でした。

「髪のプロ」であるはずの美容室が、なぜ“相談の場”にならないのか。そこには、見た目の悩み特有の心理的ハードルと、情報の非対称性があることが見えてきました。

この記事では、調査データをもとに、アピアランスケアの重要性を考察します。

目次

  1. 調査結果サマリー
  2. 美容室に相談できなかった理由
  3. 髪の悩みは「誰にも言えない」問題
  4. 医療と美容の“間”をつなぐ存在とは
  5. OneDiaryの連携モデルと役割
  6. 自分軸で選ぶ医療用ウィッグの重要性
  7. まとめ:悩みを話せる環境を地域に根付かせるために

1. 調査結果サマリー(回答数107名、複数回答可)

発症時に取った行動  回答者数107
・病院に行った  65
・インターネット・SNSで検索した 36
・家族に相談した  34
・医療用ウィッグの店に相談した  20
・美容室・理容室で相談した 13
・友人に相談した 7

また、自由記述欄には次のような声が寄せられました:

• 「誰にも言えなかった」

• 「何にもできなかった」

• 「相談することを思いつかなかった」

• 「家族が心配して皮膚科に連れて行ってくれた」

このデータから見えてくるのは、「髪のこと=美容室へ」という常識が、髪を失った際には違っているという事実です。

2. 美容室に相談できなかった理由

「美容師さんって髪のプロじゃないの?」と思うかもしれません。

でも実際には──

頭皮を見られるのが恥ずかしい

病気のことまで踏み込んで話せなさそう

医療用ウィッグのことを知っているか不安

• ファッションとしていくのではないので抵抗がある

という心理的ハードルがあります。

また、自由記述には「誰にも相談できなかった」という声もあり、“見た目の悩み”は心の深い部分と結びついていることがわかり、やはりそこには専門家の介在が必要だといえるでしょう。

3. 髪の悩みは「誰にも言えない」問題

髪は「身体の外にある心の一部」と言われるほど、自己表現と自尊心に深く関わるパーツです。

そのため、失ったときの衝撃は大きく、「悲しみ」や「恥ずかしさ」から誰にも話せなくなる人が少なくありません。

実際に、

「誰にも言えなかった」

「なにもできなかった」

という声がいくつも寄せられています。

この“黙るしかなかった”状況を解決するには、医療とも美容とも違う、第三の相談窓口が必要です

4. 医療と美容の“間”をつなぐ存在とは

そこで登場するのが「アピアランスケア」という考え方です。

これは、治療や病気による外見の変化に寄り添い、QOL(生活の質)を守るための支援

アピアランスケアは、次のような「間」を埋める役割を担います。

専門の支援者が、中立的な立場から寄り添うことで、「相談できる場」となりたいとOneDiaryは考えています。

5. OneDiaryの連携モデルと役割

OneDiaryでは、前橋市を拠点に以下のようなサポートモデルを構築しています:

  1. 病院やクリニックでのチラシ設置・紹介
  2. 相談者がLINOLEA(トータルアピアランスサロン)で試着・カウンセリング
  3. 状態に応じた美容室の紹介/連携
  4. 必要に応じて医療側への情報フィードバック

この流れの中で、相談者が迷わず次の一歩を踏み出せるように支援しています。

6. 自分軸で選ぶ医療用ウィッグの重要性

ウィッグ選びは「見た目を整える」だけではなく、気持ちを取り戻す一歩です。

以下の5つの視点で、LINOLEAではご提案しています。

  1. 生活スタイル(仕事・育児・運動)に合う形状
  2. 治療内容と頭皮の状態に適した素材
  3. 骨格・顔型・パーソナルカラーの似合う組み合わせ
  4. メンテナンスのしやすさと予算感
  5. 回復後の髪と共存できる設計

「似合う」ことは自信になり、「選べる」ことは回復につながります。

7. まとめ:悩みを話せる環境を地域に根付かせるために

このアンケート結果が示すのは、“髪のことなのに美容室に行けない”という現実です。

このスキマを埋めるには、「ただの場所」ではなく、体験に基づいた理解と選択肢を提供できる人と場が必要です。

OneDiaryは、地域の医療者・美容室と連携しながら、症状を持ったときでも一人で悩まずに解決策を見るけられる、そんな流れをつくっていきます。

お問い合わせ・ご相談はこちら

アピアランスケア相談、医療用ウィッグ試着は完全予約制です。

LINOLEA(前橋市本町1-2-9)

お電話:090-9313-1409

またはLINE公式アカウントから

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