(コラム)ウィッグ、なんか全然しっくりこない人へ
ウィッグ、高いの買ったのに“なんか違う”
ウィッグユーザーの多くが通っちゃう道。新しいウィッグをウキウキかぶってみたら「なんか違う…」って違和感。
これ、全国の“ウィッグ迷子女”が通るルートです。かくいう私もそうだった。
ウィッグ買った。ちゃんといいやつ。高かった。
レビューも良かったし、色もそこまで派手じゃないし、「これで私も垢抜けちゃう?」ってワクワクしてた。でも――
なんか、違う。 なんか…イメージと違う。 ていうか、めっちゃ“つけてる感”ある。 え、ていうかこれ、ハロウィン?お笑い?
ってなって、最初のワクワクが打ち砕かれて、なんかもう気分最悪。
あああ、、、なるよねー。なった。だから私、ウィッグ嫌いになったのよ。
鏡に映る自分にがっかりと不安を感じながら
「ウィッグだし、まあ仕方ないか」
「所詮は人工毛だし、自分の髪とは違うし」
「慣れないし、浮くよね」
って言い訳して、「ウィッグ=嫌なもの」に分類していく。
でもね、違うんだわ。
違うんだよ。ほんとに。
原因はただ一つ。
それ、“カットしてないから”です。
自分の髪でも、ボサボサだったら最悪ですよね?
- 寝起きで爆発してる日
- 3ヶ月美容室行ってないとき
- 毛先がパサついて形も何もないとき
自分の髪ですら、「今日、なんか私、終わってる…」ってなりますよね?
でも、美容室行って、整えてもらったら、
「…え?え?え?なにこれ、髪だけで勝ったわ私!」
ってなる日ありますよね?あれ、ウィッグも全く同じ。
ウィッグはね、“値段”じゃなくて“仕上げ”が命。
買ってそのままかぶるのは、
ノーメイクと同じ。
ちゃんと料理して。ちゃんと自分に引き寄せるのが大事。
そこでキーになるのが、美容師選びです。
ウィッグカットって、普通のカットより難しい。
毛の流れも素材も人間のものと違うから。めちゃくちゃ技術いる。
私はね、紹介するとき、必ず以下を見てます:
- カットがうまい人か?(当たり前)
- 「似合わせ」の提案ができる人か?
- 今の流行と、自分の骨格のバランス見てくれるか?
- まともな人柄か?変なこと言わないか?
ウィッグも“誰に預けるか”で、見え方が全然違う。
ウィッグカットは美容師なら誰でもいいわけじゃない。
ウィッグに詳しいって言ってても、
「ただ長さ揃えるだけ」みたいな人、多いの。
そういう人、紹介してません。私は。
似合わせも流行も見ないで、
「こんなもんでどうですか〜?」って言われたら、
それ一発で、ウィッグ嫌いになっちゃう。
好きになってほしいの。相棒になるウィッグだから。
最後に。
ウィッグがしっくりこない人の95%は、
「カットしてない or カットが適当」です。
自分の顔に合わせたデザインと、髪の“重さ”と“抜け感”のコントロールさえ入れば、
ウィッグは普通に優勝できる。
だから、高いウィッグ買ったのに“なんか違う”と思ったら、
諦めるんじゃなくて、整えに行ってください。 カット次第で、そのウィッグ、覚醒します。マジで。
ウィッグ、ちゃんと扱えばちゃんと光るから。 光らないのは、あなたのせいじゃなくて、整ってないだけ。